みなさんこんにちは。
今日は通販サイトのコンテンツについてのお話です。
通販サイトの運用施策の一つとして「ブログの運用」があります。
特に食品通販などの趣味性や嗜好性が高い商材を取り扱っているサイトの場合、「信用訴求」「安心・安全の訴求」などは転換率を向上させるために非常に重要なコンテンツになります。
本来であればサイト制作会社などに制作を依頼してコンテンツの強化を図ることも可能ですが、同時にコストもかさみます。
そこでブログの登場です。
以前、集客策の記事でもご説明しましたが、ブログの運用には大きく2種類があります。
【内部ブログ】と【外部ブログ】です。
まずはそれぞれの概要から。
内部ブログとは・・・
内部ブログとは、自社サイトのドメイン内部に設置するブログのことです。
今みなさんに読んでいただいているこのブログの記事も、linkslash.netというドメインの内部にデータをUPしています。これが内部ブログです。
外部ブログとは・・・
外部ブログとは「アメブロ」や「ライブドアブログ」などのように他者(サービス)が運用しているドメインの中に自分のブログを設置させてもらっているものです。
代表的なブログとしてはアメブロなどは聞いたことがあると思います。
このようなブログは無料で運用できる反面大部分が広告運用で賄われているので、自分のブログ内に広告が表示されることもあります。(有料プランで広告を非表示することも可能です)
では、内部ブログと外部ブログそれぞれのメリット、デメリットはなんでしょう。
■内部ブログのメリット
1、自社サイトのドメインが強化されSEO的なメリットが得られる。
これは以前も紹介しましたが、コンスタンスにブログ記事をUPすることで、自社ドメインのindex数(ページ数)が増え、キーワードの出現率や、更新頻度などがGoogleに評価され、自然検索の強化につながります。
また、記事は自社サイトの資産になりますので、継続してブログのアクセス数、PV(ページビュー)数が増えれば増えるほど自社のホームページ自体が検索上位に常時されやすくなります。
もちろん、ただ闇雲に記事をUPすればいいわけではありません。
食品通販サイトの運営をしているのであれば、自社の商品や業界のトレンドなどサイトの内容と関連性を持たせた記事の内容でないとサイト内でのキーワードの整合性がとれず、Googleなどからは評価を受けることはできません。
2、デザインの自由度が高い
アメブロなどの他社サービスの場合ブログは大幅なデザインの変更はできませんが、サイト内ブログの場合自由度が高いこともメリットの一つです。
特に、重要性が高くなっているスマホ対応画面では、アメブロなどのサービスではリンクバナーの視認性が悪くなることもありますが、内部ブログの場合はデザインを工夫することで対応可能です。
3、商用利用もOK!
自社の商品紹介をしても、ブログ記事に購入ページのへリンクを貼っても自社サイトの場合は何の問題もありません。
しかし、すべての記事が商品紹介やリンクばかりだと、読者の印象は悪くなりますので、ブログのカテゴリーやコンテンツは十分な計画性をもって運用しましょう。
■内部ブログのデメリット
1、集客は自分で(すぐには読まれない)
内部ブログの場合は、自社通販サイトと同様で開設しても急にアクセスが増えるものではありません。
SNSやメディア、広告などを活用してブログの存在をアピールすることが必要です。
2、開設には手間と費用がかかる
外部ブログの場合はメールアドレスさえあれば比較的簡単に開設が可能ですが、内部ブログの場合は自分たちで初期設定から行う必要があります。
また、制作会社に依頼する場合は、費用もかかることになるでしょう。
3、アップデートやトラブル対応も自社で行う
アップデートやメンテナンスも自社で行う必要がりますのである程度の知識や、制作会社への依頼は必要になるでしょう。
■外部ブログのメリット
1、手軽さ、無料で開設できる
アメブロを始めとするブログサービスはユーザー登録さえしてしまえばすぐにでも開設可能です。
また、基本的には無料で利用できるのでコストを抑えることも可能です。
2、集客機能(読者を集める)が用意されている。
アメブロであれば、現在3,000万人以上の読者がいます。その中で、いいねやランキングなどの読者獲得のための仕組みが用意されていますので、上手く活用すれば読者数を効率的に伸ばすことも可能です。
3、トラブル対応も安心
他人(他社)が運用しているブログシステムですので、トラブル対応などは運用側が行います。
■外部ブログのデメリット
1、書いた記事は自社サイトの資産にはならない。
内部ブログとは違って自社ドメインとは関係ないドメインに記事をアップすることになりますのでどれだけ記事をUPしても自社サイトの検索順位に影響を与えることはありません。
ただし、自社サイトへのリンクを貼ることは出来ますので外部ブログが読まれればそこから自社サイトに誘導することも可能でしょう。
これは「被リンク」と言い多少は自社サイトのSEO対策にもなるでしょう。
2、デザインの自由度は低い
ブログサービスにはある程度デザインの制約がかけられています。
ブログで自社サイトの売上アップを目的とするのであれば、ブログの構成も非常に重要な要素になります。
3、商用利用がNGな場合もある。
例えばアメブロの場合、商用利用が認められていません。
また、それ以外の理由でアカウントが強制削除されてしまうことまります。
ブログの内容によってはかけたメタブログ記事が無くなるというリスクも認識しておく必要があります。
上記のことからもわかるように、通販サイト売上アップの為には手間暇がかかっても内部ブログで着実にコンテンツを強化していくことが効果的でしょう。
もちろん、集客力に関しては外部ブログを利用するメリットもありますので、自社の戦略によって上手く使い分けをしていきましょう!
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